最近若い人の間で「写ルンです!」が人気だとかで、実際観光地に行くと若い女性なんかが持ち歩いてるのをよく見かけるようになりました。
そもそもフィルムカメラの人気再燃も、あまり「写り過ぎない」ところが若者の心に響いたことが要因なのだとすれば、写ルンです!はその最たるものでしょう。
今から15年程前に僕もよく使っていました。
その頃は、フィルムからデジタルへの移行がほぼ完了しつつある頃で(それでも画質面でまだフィルムのが有利という論調も根強かった)、こういうアナログな商品はほぼ投げ売り状態。
写ルンです!も、大手量販店で、一個¥300、二個なら¥580、さらに買った店に現像を出すとさらに一個プレゼントという大盤振る舞いをしていました。
そんなこともあって、日常出かける時や旅行の時などにはポケットに放り込んでおくことが多くなりました。
とにかく軽いので持ち歩きには不自由しませんし、設定も何もありませんので実に気軽です。
絞りとシャッタースピードもそれぞれf11、1/125に固定されていますので、日中の明かりの中でしたらまず露出やピントの心配もいりません。
夕暮れ時でもこのくらいなら充分撮れます。
そして何より想像以上に綺麗に撮れることにも驚きます。
ただし条件によってはこんな風に薄ぼんやりした仕上がりになりますね(笑)
ただしこんな写真の方が昨今は若者の心に引っかかるんでしょうかね?
数年振りに以前撮った写真を見返してみると、「案外いいじゃん」と思うのと同時に、もう廃業してしまった店舗などの写真もあって感慨深いものもありました。
こういうのを見ると「写真というのは撮っておくべきだな」と思いますね。
後年思わぬ資料性を帯びることもあるでしょう。
写ルンです!は旅先にもよく持ち歩いておりまして、その分のストックもありますので、また順次掲載していきたいと思います。
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