一昨年の秋頃のことでしょうか?
ふとカメラを持ってローカル線で出かけたくなりました。
中部圏のローカル線のキングオブキングと言えばやはり飯田線を置いて他にはないでしょう!
というわけで、まずは起点の豊橋駅まで移動し、汽車の時間まで豊橋の街をスナップします。
カメラはライカミノルタCL。フィルムはAGFA VISTA400です。
が・・・迂闊なことにカメラのボディの連結ロック(CLは一般的な裏蓋式ではなく上下分割式)が甘く、フィルムを感光させてしまいました・・・・
しかし昨今こんな失敗画像も「フィルムっぽい」という解釈になるのでしょうか?
インスタに上げましたら、それまでアップした画像の中で一番「いいね!」の数が多く若干複雑な気持ちになりました(笑)
キチンとロックをし直して出発です。
豊橋を出発し、新城辺りまでは一般的な地方都市のローカル線と大差ありませんが、湯谷温泉を過ぎたあたりから山が深く、濃くなっていきます。
中部天竜駅でしばし停車します。
日本全国ローカル線の一番のお客様は沿線の高校に通う学生さんですよね。
ここから先は全国的にも名を知られた秘境駅が集中するエリアです。
「小和田」「中井侍」というホームラン級の秘境駅を通過し、降り立ったのは「平岡」という駅です。
ここの駅舎には、長良川鉄道の「みなみ子宝温泉駅」同様、駅舎の中に温泉があるのです。
しかもここの駅舎は旅館にもなっていて宿泊も可能です。
夕暮れどき、汽車に揺られてこの駅で降りたち、駅舎のホテルに一泊して翌朝またここから汽車に乗って旅立つ・・・・
想像しただけでウットリするような鉄道旅です。
今回は日帰りなので折り返し帰路につきますが、温泉で温まった後に汽車が来るまで駅周辺をブラブラしてみました。
1時間ほどの待ち合わせでやって来た反対方面の汽車に乗り込む時はしっかり暮色も濃くなってきました。
風呂上がりに飲んだビールの酔いも手伝って、帰りはウツラウツラと微睡んでいるうちに豊橋に着きました。
飯田線は全長200km近い長大な路線ですので、起点から終点まで行くのはそれなりに時間がかかりますが、天竜峡付近のハイライト部分を楽しむのであれば充分日帰り可能です。
飯田線には折に触れて乗っておりますので、またレポートアップいたします!
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