ライツミノルタCL用に純正レンズとして販売されていたロッコール90mmf4を最近入手しましたので早速スナップに持ち出してみました。
開放値f4と暗めのレンズをますは夜のスナップに持ち出しましたため、フィルムの感度は800をチョイス。
しかしやはり夜の街では開放で撮ってもシャッタースピード1/15以上には出来ません。
90mmの中望遠でこのシャッタースピード(で僕の腕では・・)やはり手ブレ写真を量産してしまいます・・・
CLで初めて90mmを使ったのですが、そもそもレンジファインダーでこの焦点距離にはかなり慣れが必要です。
一眼レフのようにあらかじめ切り取られた構図を見られるならともかく、約35mm相当のファインダーの中に小さくフレームが現れるだけですから、想像以上に狭く感じます。
特に普段は40mmのレンズを付けっ放しにしてますので、どうしてもその枠で構図を決めてしまいそうになるのですね。
また、90mmもあればあまり人には目立たずに遠くから狙えるかな?と思いきやそれもそうでもありません(笑)
200mmとかの望遠ならともかく90mm程度ですと「何にレンズを向けているか?」というのは周囲からすぐ分かりますし、いくらコンパクトなレンズでも35mmや40mmよりも遥かに長いため、どうしても「デカいカメラを構えてる人」に見えてしまい、かえってさりげなくスナップするのが難しい印象でした。
そのためかピンボケ写真も量産してしまいました。
それでもフィルム後半には多少慣れも出てきました。
そもそも90mmという焦点距離のレンズは、どちらかというとポートレートなどに向いていてスナップに使う人はそんなにいないと思います。
ただし「中望遠なりの面白さ」はやはりあると思いますので、次回はもうちょっと日中の明るい時に使ってこのレンズの面白味と実力を探っていきたいと思います。
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