手軽なレンジファインダーカメラ、しかもAEの機種が欲しくなりヤフオクで入手したのがこのカメラでした。
確か数年前の夏の暑い盛りのことです。
ただ入手してから気が付いたのですが、僕が落札したのはこのシリーズの中でも簡易版の「E&L」でした。
距離計の連動していないゾーンフォーカスのカメラです。
もともと被写界深度がどう・・・というカメラではありませんし、最初から3mか無限大に合わせておけば、街中のスナップではかえって素早い撮影が可能でしょう。
何より落札価格は¥250でしたので文句のつけようもありません。
思惑通りストリートスナップは大変しやすいカメラでした。
そして予想以上に写りがいいので、軽さも相まって通勤中にもよく持ち歩いていました。
休日の撮り歩きにも重宝しました。
サッと出してサッと撮る。
何せピントをあらかじめ決めておけば、構図を決めてシャッターを切るだけです。
ほとんど「写ルンです!」感覚で撮影出来るというのはスナップカメラとしては大変適しています。
ただしゾーンフォーカスというのは気軽な反面ピントを外すショットもそこそこありました。
やっぱり、正確にピントが合わせやすいレンジファインダーが欲しいなぁ・・・というわけで通常版のC35を物色するのにそれほどの時間を要しませんでした。
ただし割り切ってしまえばこのE&Lの方がスナップシューターとしては優位な場面はたくさんある・・・ということも付記しておきます。
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